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使用済みユニフォームの「ケミカルリサイクル」

ケミカルリサイクルとは

ケミカルリサイクルとは
使用済みユニフォームのリサイクルとしては、マテリアルリサイクル、サーマルリサイクル、ケミカルリサイクルなど3つに分けることができます。

ここではケミカルリサイクルについて説明していきたいとおもいます。

ケミカルリサイクルではマテリアルリサイクルと同じように、回収したユニフォームや、作業着を製品の原料に変えて再利用できるため資源の循環的利用により、限りある天然資源の消費を抑制し埋め立て処分量を減らすなど環境負荷の軽減に役立っています。

ケミカルリサイクルの仕組み

仕組み
このケミカルリサイクルでは、ユニフォームや作業着などの衣料品の場合、製品の表地や裏地などを「ナイロン100%」・「ポリエステル100%」に限定されますがポリエステルの場合は、合繊工場で解重合工程を経て原料のDMT(ジメチルテレフタレート)に戻し、ポリエステル繊維の原料として再利用し、ナイロン100%の場合は、合繊工場での解重合工程を経て原料のカプロラクタムに戻しナイロン繊維の原料として再利用します。

ケミカルリサイクルは完全な循環型リサイクルです!

完全リサイクル!
以上のことから、
マテリアルリサイクルは、使用済みユニフォームを回収して、回収したユニフォームを裁断し熱溶解した後、ペレット状にし再びポリエステル繊維にしたり…と、いろいろな製品原料として再利用されますが、
ケミカルリサイクルでは、ポリエステル繊維やナイロン繊維などの衣料として(主に、ウインドブレーカー、レインウェア)100%衣料として再利用されますので完全な循環型リサイクルと言えます。

ただ、どちらのリサイクルも非常に再生するまでのコストがかかりますので、現状ではサーマルリサイクルの比重がまだまだ高くなっています。